走ることさえ許さぬ

「私を殺せば国がよくなる、などと愚かしい妄言を吐く。いいか、自分の行動をよく考えてみよ。政治もわからないお前は、他人がそう言っているからという理由で、私が悪だと殴りこんできた。自分で見たわけでもなく、自分で考えたわけでもない。お前は真に善…

クラシック音楽とワンピースの親和性

ワンピースって漫画。すげー長いけど、多くの人を惹き付けている。ワンピースは時々「なんだこの中だるみは」と思うような展開がある。コミックスで読むとまったくそう思わないのだが。週刊誌で読んでると、そう思うときがある。これって漫画の作りが、クラ…

パッコロ

ダイスマニアのサイコロコレクションシリーズ。 このシリーズ、最後に更新したの3年前か。いつの間にか時間が経っておる。このブログで「サイコロ」を検索すると、ヘンなサイコロがいろいろ見られるので見てみようね!(珍しく宣伝) というわけで、今回のサ…

英語→日本語の翻訳以前の問題として。日本語の日本語翻訳について

ある帰国子女の翻訳者とメールをやりとりしていて「こいつ、ホントに日本語下手くそだな。こんなヤツに翻訳やらせて大丈夫なのか?」と思うことが多々あった。(ちなみにその帰国子女がお客様なので、翻訳者変えろとはいえない) このことを長年翻訳をしてい…

回収されなかったゴミ

朝、アパートを出るとゴミ置き場にゴミ1袋だけ残されていた。昨日の夜が回収日の不燃物だ。近づいてみると張り紙がされている。 「中身が残っています。分別してください」 …僕の出したゴミだった。会社に行く時間だったので「すまん。帰りに回収する」と心…

人狼村からの脱出

最近、本をわりと読んでいる。「舟を編む」「オトタケ先生の3つの授業」「戦闘破壊学園ダンゲロス」「だいじょうぶ3組」「虐殺器官」「太閤暗殺」「人狼村からの脱出」 あとマンガはもっと読んでる。 で、今読んでるのが「人狼村からの脱出」なんだけど。「…

一部と全部

- 一部 父親がマカオにギャンブルに行きたいけど金が無いという。 僕「この前、アメリカ企業に株式投資して200万ぐらい儲けたって言ってたのは?」 父「あんなはした金使っちまったよ」 - 上記は実際にあった僕と父親の会話である。 僕の父を知る人が聞いた…

面接官「プールにこぼしたコーヒーを回収する方法を考えてください」

方法はいくつかありますが、どういう答えがお望みなのですか? たとえばコストが安いとか、回収したコーヒーは飲めるとか、目的はなんなのかとか、これは何かの喩え話です、とか。ヒントをもらうことはできますか。コレ以上の情報は公開されていない、と考え…

夏休みSF劇場:

こんな科学万能な世界になったのに…いや、なったからなのか、僕らの周りでは誰一人UFOを信じちゃいない。人類が月面を踏んでから随分経つし、お金さえあれば月旅行にいける。かつてコロンブスがアメリカに行くのに決死の覚悟で行っただろうが今じゃ飛行機で1…

絶望から逃げる技術

努力する。夢を追いかける。目的や希望を持つ。恋愛をする。これをやると、絶望から多少距離をとることができる。逃げ切る事はできないが、できるだけ小さく、感じない程度になる。不安や絶望や失望や、多くの人が嫌うマイナスの感情は、そういったプラスの…

不安は消えません

歩いていると、一人の青年が僕を追い越していった。僕は、はっとして顔を上げる。スピード狂の僕は歩いていて人に抜かれることが滅多にない。意図してゆっくり歩いている時ぐらいだ。だが今は、そんなことも考えていなかった。ひどく足取りが重たい。 下を向…

消費と製造の時間

消費と製造の時間を考えると、消費のほうが早い。たとえばパンを作るのに2時間かかるとする。しかし食べるのは5分程度だ。大量に作れば逆転する。これが商売になるのだろう。つまり大量に作らないと商売にならない。一人分を趣味で作るなら、製造のほうがコ…

見渡せば全部人間が作ったものだ

テディベアを作った。作れるもんだな。 布は端切れだし、糸は100円ショップだし。まあ、実はいろいろ用意したんだけど。刺繍用針、刺繍糸、ボタン、目ボタン、首のジョイント、とか。一度用意すると、何回か作れる。一度作れば理解できるが、小さくなった子…

この頃の僕は何を考えていたのか?

やりたいことがあふれている。時間が少ない。健康も少ない。 たとえばやりたいことができる時間があったとしても、それをやる体力がない。疲れてしまうのだ。漫画を読み続けると目が痛くなってくる。パンを作ろうとして小麦粉は買ってあるが、なかなか手が伸…

火の鳥が理解できる子ども

子どもの頃、小学校の図書室で火の鳥という漫画を読んだ。「なんだか面白くない漫画だがな」と思った。しかし、高校生ぐらいになって、再度読む機会があった。「なんじゃこのすごい漫画は!」と思った。 美術や芸術を理解するには、ある程度の知識や教養が必…

細分化によってパワーが分断されている

ブログを長いこと書いている。だからそのために助かることもある。たとえば、過去に何をやったのか、とか。わりと忘れている。こんなどうでもいい、何を書いているのかわからないようなブログでさえも、そんな役に立ったりする。 ところが、最近、ここも分断…

雷句誠と荒川弘の「食べる」について

雷句誠の「どうぶつの国」と、荒川弘の「銀の匙」を読んでいる。どちらも「食べる」という行為について、真摯に向かい合っている。食べることは、他の命を奪うことで自分の命を永らえることだ。ぼんやりと毎日食事をしている僕に、自分が他の生命を食べてい…

小容量化していくはず

ボディソープの詰め替え用を買って思ったんだけど、これっていったい何人分、あるいは何ヶ月分を想定してるんだろう? 実家に帰って風呂にはいったとき、洗面台にボトルがずらりと並んでいた。ボディソープ、シャンプー、コンディショナ、洗顔料、その他。そ…

便利の男女差

普段から変なモノを探している。念のため書いておくと、それを「変」と判断するのは世間であり、僕はそれが欲しいわけで、変だから欲しいわけではない。なぜそれが変だと僕が認識できるのかと言えば、売っていないからだ。あるいは売り場がわからないから。 …

しきい値を超えたエイプリルフール

エイプリルフールネタを公式サイトが始めたのは、誰だろう。覚えていないが、僕の印象に残っているのは円谷プロのウルトラマンだ。細かいところまで作り込んであって、楽しめた。今からどれぐらい前のことだったかも覚えていない。 そして多くの企業サイトが…

ipadという窓

イメージの話だけど。カメラを撮るとき、撮影される映像がレンズを通してディスプレイに見える。ipadのディスプレイには、そうやって2次元が見えている。窓越しにしか、見ることができない世界を見ている。 僕はそこから手を突っ込んで、欲しい本を手に取る…

古典の弱さと強み

スーツ用の鞄を探しているのだが、なかなか「コレ!」というのが見つからない。というよりも、思いつかない。いったい僕は何を探しているんだろう。どんなものを求めているのだろう。本来は店を見てまわるのではなく、じっと部屋の中で自分が求めている形状…

音楽魔法の有効時間

勇気が沸いてくる曲がある。ベタなところでロッキーのテーマとか。なんかコレ流されたら、やらないわけにはいかんだろ、という気持ちになる。でもそれって、有効時間がかなり短い。火事場のバカ力みたいに、火事場の一時だけしか使えない。 爆発的なパワーが…

どうでもいい美しさがある

日常の中には、口にして言うほどでもない美しさがある。道に咲いていた花にさり気なく笑いかけるキミが大好きで、という歌詞のように、誰に教えるでもない美しさがある。こういうもので溢れている。ただクローズアップして、ここはこうイイな、あそこはこう…

毎日読みたいブログと、みんなに教えたいブログは別

Twitterには「フォロー」と「リツイート(RT)」と「お気に入り(★)」って機能がある。それぞれどう違うんだろうってのをブログに置き換えて考えてみた。 フォローは毎日見たいブログ。「その人物が何者であるかを知りたければ、その人の友人を見るのが一番…

創造の翼は広がり

大人になったら卒業しろ、と言われる娯楽がある。 それは子どもがやることだろ、と言われる遊びがある。 漫画を読むと、それを時々思い出す。 子どもの頃、可動部分もないような人形を手に、人形は自分の頭の中で人格を得て、自由に動き回っていたはずだ。空…

書かなきゃいけないなら、不要

震災について、なんか書かなきゃな、と思って数日が過ぎたが、なんで書けないのかを考えて思い至る。書かなきゃいけない、って意識なら書かなくてよい。不要です。書きたいなら、書けばいい。 そのちょっとした意識のコントロールは、高速に飛ぶF91の操縦桿…

頭の中にしまっておく重さ

「物にこだわり過ぎだよ。頭の中にしまっておけば重くないさ」そう言ってスナフキンはテントを谷底に投げ捨てました。テントはがらがらと楽しい音を立てて谷底に消えました。 「それは嘘だ」とgoogleは思いました。高速回線も大容量サーバも、重たくて仕方が…

高い妄想力で世界はお花畑

中二病って言われる類になるのか。妄想のお話。 いろんなことを妄想する。 僕は結構妄想している。傍から見ると、完全にシャットアウト状態。ぼけーっとしてまばたきもしてない、って他人から言われることもある。そんなときは空想世界にいる。はっきり言っ…

強さはみんなに好かれているが

強さにはいろんな種類がある。弱さにはいろいろあるだろうか? みんなに嫌われる弱さにも。 泣かない、独りでできる、がんばる、我慢する、いろんな強さの指標みたいなものがあって、そういうのを必死に自分に言い聞かせている人がいる。なんとなく、前向き…