しきい値を超えたエイプリルフール

エイプリルフールネタを公式サイトが始めたのは、誰だろう。覚えていないが、僕の印象に残っているのは円谷プロウルトラマンだ。細かいところまで作り込んであって、楽しめた。今からどれぐらい前のことだったかも覚えていない。
そして多くの企業サイトがエイプリルフールネタをやるようになった。
エイプリルフールネタが多すぎて、もうなんか飽きてきた。しきい値を超え、多くの人が知ることは常に喜ぶべきものではない、ということか。どこもかしこもエイプリルフールサイトを立ち上げ、その場かぎりの冗談を言う。それが面白かったときはたしかにあった。しかし今は違う。増えすぎて、どうでもよくなってしまった。
このようにメジャーになることは優先されないことがある。オタクであるべきだ。車というものは便利だが皆が乗れるせいで、道が混んでしまう。多くの人が増えすぎて、結局面白いものが埋もれてしまう。まるでブログのようだ。増えすぎて玉石混交の、石が多くなりすぎる。僕にとっての石だ。結局、道路標識にあたる「まとめサイト」が必要になってしまう。
mixiTwitterFacebookもそうあったはずだ。成功ってのはやっかいなもので、あるときスッと変質する。多くの人に素晴らしい物を届けたい、という思いがあっただろう。それが成功しているとも言える。
だとしたら、平等は幸福を産まない。