消費と製造の時間

消費と製造の時間を考えると、消費のほうが早い。たとえばパンを作るのに2時間かかるとする。しかし食べるのは5分程度だ。大量に作れば逆転する。これが商売になるのだろう。つまり大量に作らないと商売にならない。一人分を趣味で作るなら、製造のほうがコスト高だ。
ブログのエントリも同様だろう。書いている時間より、読まれる時間のほうが短い。そうとう文章を書くのが早いなら別かもしれないが。大抵の場合、考えてから書くだろう。漫画だって大の大人が数人がかりで1週間かかって漫画を18ページ描く。それをさらに多くの人が編集し、印刷し、配達して、僕らの手元に届く。しかしそれを消費するのはほんの数十分だ。
何かを作るのは途方もなく、消費されるのは一瞬だ。
だが、価値がある、とおもわれる消費なら、積み上げたい。
そんな認証要求が、仕事にはある。遊びで作っているわけじゃない。