細分化によってパワーが分断されている

ブログを長いこと書いている。だからそのために助かることもある。たとえば、過去に何をやったのか、とか。わりと忘れている。こんなどうでもいい、何を書いているのかわからないようなブログでさえも、そんな役に立ったりする。
ところが、最近、ここも分断化が進んでいる。細分化というべきか。
Instagramのようなサービスが出てきて、写真はそちらへ。Twitterのようなサービスが出てきて、小粒なつぶやきはそちらへ。facebookのようなサービスが出てきて、プライベート情報はそちらへ。いままで統合されたサービスだったものが細分化され、かゆいところに手が届くようになった。反面、一つのサービスではまとめられず、ばらばらになってしまった。好きなモノが選んで使える、といえば聞こえは良い。
ブログはどの立場になるのだろうか?
InstagramTwitterfacebook、それらのSNSサービスよりも優れている部分はどこだろうか? 思うに「残る」という点で、ブログは強い。SNSサービスは「流れ」であって、記録とか記事という見地からは、まだまだブログのほうが優位にある。いつかこれも入れ替わるときがくるのだろうか。
残すことに意味があるときがある。あの日、あの時、何をしていただろうか、遠い日を思う老人のように。懐かしむ、という能力は過去の美化ではない。