ネットゲームの特性

ROを長年やってきた。いろいろなことを考えるがそのうちの一つの話。現実社会というものは、よくできた仕組みだ、ということだ。
たとえば、GvGという大量の人数がチームを組んで競って戦うことがあるが、いくらレベルの高いキャラを集めても、統率力のないチームは弱い。たとえば、レアアイテムだが、平均値というものがあって、それ以上だと売れない、それ以下だと売れる。安く買うと得をしたと思い、高く買えば損をしたと思う。より良いアイテムを手に入れるためにいろいろと画策する。友達付き合いが重要だ。現実の時間に約束の場所へ集まらないといけない。MRTなんかも同様だ。
現実を忘れるためにゲームをしている(のだと思われる)のに、現実に縛られている。現実的な関係になっていく。現実の時間が拘束される。現実の人間関係にかかわってくる。不思議に思うが、つまり現実というものは、非常に効率が良いのだろう。ゲームをゲームとして楽しむのは、効率が悪いのだ。ゲームは不自由さを楽しむものだ、という認識をしたのなら、きっとゲームが楽しめるだろう。
現実のほうが明らかに自由度は高い。よって自由度を求めたゲームが、現実のようになっていくのは、自明。