噂話と占い師のリアリティはノンフィクションに依存している

噂が好きな人間がいる。ドコモのiPhoneがいつ出るだの、部長と受付の子がつきあっているだの、まあそういうたぐいのありがちな噂話だ。そして占い師という人間がいる。星の位置やら手相やら運命とやらを見ることができる。
彼らが話しているのは本当のところフィクションだ。ところが作り話にリアリティが足らない。なのでノンフィクションという単語で補っている。それが噂話であり占い師発言だ。フィクションを愉しむのはかまわない。だが、その作り方が気に入らない。少なくとも僕は嘘つきだ。ウソを作る人間でありたい。ウソとはフィクションだ。フィクションにリアリティを与えるのはノンフィクションなんて単語じゃない。