言い回しの違いが本質を見誤る

むずむず脚症候群トラックバックが来たので書いておく。
『生活習慣を見直すことにより、むずむず脚症候群の症状は大幅に改善できます。』は釣りタイトルで『大幅に改善できる余地があります。』が正しい。この違いがわからない人が、釣られやすいタイプだ。
むずむず脚が、生活習慣から来ている場合もある。その場合は、生活習慣を見直す事で改善する可能性がある。だが、そうじゃない人間もいる。僕のような人間だ。
100人の人間に、僕の生活を見せたら、ストイックである、と答える人間が95人以上いるだろう。僕はそんな人間だ。アルコールは飲まない、タバコはすわない、カフェインはとらない、肉は少量しか取らない、睡眠時間は決まっており、適度に運動し、寝る前にストレッチをし、食生活は大半が自炊で、鉄分のサプリをとっている。
それでも、むずむず脚症候群は治らなかった。改善もしない。
僕の場合は、気温だった。最高気温か最低気温かはわからないが、とにかく寒くなってくると、落ち着いてくる。理由は不明だが、結果としてそうなのだから、生活習慣で改善するという理論は当てはまらない。病状は人それぞれなのだ。理由が生活習慣ではない人間もいる。
だから、試してみることだ。自分に合うものがあるだろう。理由が生活習慣の人もいるだろう。だが必ずしもそうじゃない。そうじゃないから、やり方が悪い、という考え方では、改善しない。人による。だから「かもしれない」としか書けないし、医者も言えないだろう。
「改善できます」が間違った表記で「改善できる余地がある」が正しい表記というのが理解できただろうか。