趣味のコスト

ランニングコストというものがあって、それを1度やるといくら金がかかるのか、というもの。
たとえば、パンを焼くとかだと、普通は材料費のことをさす(厳密にいえば水やら電気やらもランニングコストだが)。機材で何度も使えるヤツは、コストだ。
TVゲームの場合、ランニングコストがかからない。一度機材を揃えてしまえば、あとは延々遊んでいられる。
僕はケーキ作りやパン作りが、ずいぶんコストの安い趣味だなぁ、と考えている。ランニングコスト1000円なんて滅多にない。最初の機材も数千円もしない。ゲームのほうがよっぽど初期投資コストが高いと感じる。
趣味が車、と言う人はわりと多くて、彼らはとても金を使う。機材(車本体や装備品)の値段もあるし、それとは別にランニングコストがかかる。ちなみに維持費(駐車場料金、税金など)もランニングコストに入れて考えている。
高いから、安いから、という理由でそれをやるのは、ちょっと違うんじゃないの、面白いことやればいいんじゃないの、とは思う。だが、そのコスト意識のせいで、新規参入者が入りづらい形状は、あまり望ましくない。
何かを始めようとするとき、初期投資コストばかりに目を奪われるが、ランニングコストを考えたほうが、合計の支出がわかるだろう。