健康という貨幣を払って

ここのところ漫画を読んでいる。かなり大量に。映画も見ている。かなり大量に。まあ、僕より多く見ている人はいるだろう。そっちに向いている人はそればかりを食べたがるものだ。年間1000食ラーメンを食べる神の舌を持つ男の話を思い出したが、神もそんなにラーメン食べたくないだろう。その男がラーメンに向いていたってだけだ。
話がいきなりそれた。
えーと。映画はだいぶ慣れてきた。当初は動画を2時間も通しで見ていられず、3回分ぐらいに分けてみていたが、最近は通しで見られるようになった。youtubeの5分の動画だって「長いから見ないよ」と思うぐらい動画から離れた生活をしていると、動画をみるスキルが失われていく。
漫画や映画を見ていると、自分の健康が失われているのを感じる。ものすごく疲れるのだ。だが、楽しい。面白い。使わずにはいられない。睡眠時間をちょっとずつ削り、読んでいる。何度も読み直し、新たな発見がある漫画もある。世の中、こんなにすばらしいものが、数百円で買えるなんて。いい世の中だ。
健康志向の人がいる。健康になるためなら死んでもいい、という人はわりと多い(自覚はできていないみたいだが)彼らはあんなに溜め込んでどうするんだろう。多少は持ち合わせが必要だ。健康は時間のように有限だ。
そしてそんな健康を使って、漫画を読んでいる。そんなに大量には摂取できない。健康をあんまり持ち合わせていないから。普通に生活する分には困らない程度の持ち合わせだ。