wwwのように切れない形状

www(ワールドワイドウェブ)は蜘蛛の巣のような形状だ。線路のように一本ではなく、一箇所がダメでも他を通り、切れないような形状になっている。人は連絡をとるときに、線路のような形状ではなく、wwwのようにいくつかの連絡手段を持っていたほうがよい。今回の災害時に、これを強く感じた。
災害発生時に、僕は自分が無事であることをケータイのメールを送信したが、それが届いているかいないか不安だったので、Twitterにも書き込んでおいた。これは自動的にmixiにも書き込まれている設定になっている。
家族と連絡を取るときに、僕はケータイ電話をかけなかった。まず第一に、そんなに心配していない。第二に、心配しても距離があるので助けようがない。第三に、僕の分でインフラが減るから困る人が出る可能性がある、と考えたからだ。なので最低限の連絡だけにした。不安で心配するのはわかるが、自分の手の届かないところを心配しても仕方がない。
結局、弟とはSkypeで連絡し、妹とはTwitterで連絡し、親戚とはmixiで連絡がとれたけど、両親からの連絡は災害二日目になってからだった。人と人とが連絡がとれる道をwwwのようにいくつか持っておくほうが便利だろう。そのほうが切れない。ケータイ電話の通話しかダメだとか、PCのメールしか受け取れないとか、FAXしかないとか、手紙以外はお断り、という線路のような老人は、わりと多い。