意識しろ。それは重要なことだ。

体育会系の無知をノリで言ってるんじゃあない。医学的にも証明されたことを言っている。
意識する、ということについての話だ。
いつだったか、どこかの書籍で見たもので明確には思い出せないが。第二次世界大戦中、強制収容所ユダヤ人たちの「怪我や病気」についての文章を見たことがある。収容所にいた人間は、病気や怪我にむしろならない、という文章だった。普段なら膿んでしまうような怪我でもそのままかさぶたになって治ったり、普段なら風邪をひきそうな冷たい寝床だというのに、風邪一つひかなかったりする。もちろん幸運というものはあるだろう。そうではなかった知人は、どんどん殺されたのだから。だが、確実に数字として、普段よりも健康であった。意識がそれをさせた、と文章は結論づけられていた。死に直面した意識が、生物として本来持っている機能を動かしているのだ。
筋トレをするときに、たぶん一度でもまともな筋トレを受けたことがある人なら言われるだろう。「どこを鍛えているのか意識しろ」と。そうすると、意識された部分に負荷(ストレス)がかかり、筋肉が傷つき、それを修復するように増大する。それが筋トレの基礎だ。
人間が意識する、ということは、それだけで効果がある。