溜め込んでいるのはよいことなのか? お金と脂肪のお話

あればあるだけいい!というような話を聞くお金だが、個人的にはそんなにいらんだろ、と考えている。なぜそう考えてられるのかといえば、ほどほどにお金があるからだろう。
脂肪についてもそうだ。
昔、まだ食べ物が満足にない時代、食べられるだけ食べたほうがいい、という風潮だった。太っている人間は裕福な証拠だったからモテた。脂肪があればあるだけいい、と言われた。だが、食べ物が満足に手に入る時代−飽食の時代になった。現代において、肥満は問題扱いされている。肥満であることのほうがマイナスになってしまった。
さて、経済−金においては、そのような状態になりえないのだろうか? なぜ、現在そのようになっていないのかと言えば、貧しい時代だからだ。みんながお腹をすかせているのと同じ。みんなが金がない、と信じている。いつでもお腹いっぱい食べたい、と言っている。
たしかにゼロでは困る。脂肪だって食べ物だって無いのは苦しいし、生きていくのが難しいだろう。だが、べつにそんなに大量にはいらない。必要なのは、大金ではないのだ。ほんのちょっとのお金だ。