勝ち負けのあとに

たまーに自分が嫌になる、というか。幼い、稚拙、幼稚な思考に囚われていた、とあとから気づくというか。そんな感じになることがある。まあ小さい後悔の類だ。
なぜか勝負しちゃうときがある。あとから考えると自分の頭の悪さが恥ずかしいのだが、なぜか勝負してしまう。そして勝ってしまう。なんつーか…勝ってどーすんだよ、って思うときがある。
勝敗にしちゃって、相手を負かして、自分が勝っちゃって、それでどーすんだよ、って。人生の勝ち組とか、勝負には勝たなきゃ、みたいな風潮があって、僕の中にもある。でも、思わず勝ちに行って、勝ってしまったあとはたいていの場合「もっとよくできたんじゃないか」って気分になる。
バカなんだろうなぁ。議論って称して相手をけなしあっているとか。政治とかもそうだ。相手を貶めて自分が上だと主張している姿。なんて気持ち悪いバカドモだ。
どうして味方にできない? どうして相手のいいところをとりいれて、もっと相手と協力して良いものを作り出せない? 相手をへし折るのが目的だったのか? 勝つとき、たいていそういう気持ちになる。
もっとよいものができたはずなのに。
もっとよくできたはずなのに。