電車で化粧をしている人を見て思ったこと

外見の醜さは改善しようともせず、必死に上塗りして覆い隠し、内面の醜さは目に余る、と。
化粧をするな、とは言わない。表面の手入れをするな、とも思わない。
だが、樹木のように。内面があふれ出なければならない。表面はそのためにひび割れる。内面の一番外側が表面だ。だというのに、表面ばかり塗りたくっている。そんな樹木が元気に育つと思うのか?
枝が茂るのは、表皮が美しく育つのは、根や内部がしっかりとしているからだ。

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というのが、モテない側からの主観である。
さて、モテる側からの主観はどう見えているのだろうか。彼らは人生を謳歌し、酒を飲み、上司の愚痴をいい、他人を貶めて自分が上だと主張し、幸福だと信じる泥船の上で寝ていて、沈みはじめると他者を呪う言葉を吐くとして。
彼らは彼らからの見え方で、彼らなりの合理的な動きをしているのだろう。これは予測だ。