薔薇の女王のお言葉

モンスターペアレントの話を見ていると、とても気分が悪くなる。
誰もソイツに注意してやらなかったことも哀しいし、ソイツの恋人や友人も、ソイツと同じような判断基準を持っているのかと思うと吐き気を催す。
間違いを犯すことそのものは、問題だと僕は考えていない。人間が間違いを犯すのは仕方が無いことだ。ただ、それを止めてくれない状況、止められない人たち、訂正してくれない、校正されないことが問題だと思う。
愚か者とは、間違いを犯す者のことではない。間違いと知ってなお、正そうとしない者のことを言うのよ。  …って薔薇の女王に言われなかったのか?
また、自らの行動が過ちだったとして、手のひらを返すのは恥ではない。過ちを犯したことを恥じるのは必要だ。
もう一つ。自分が「良くなろう、良くしよう」と信じて行動することに、他人が反対するとする。革新的だったり斬新だったりする意見は、たいてい反発されるものだ。良く成ると信じて行動した。しかし失敗した。だとしても、それは恥ではないし間違いでも過ちでもない。
僕はそう考えている。他人は知らないが。もしかしたら、そういう考え方が気に入らない人たちが僕を見て、誰からも注意してもらえなかったのだな、と哀れみの目を向けるかもしれない。