攻撃性と防衛性

仮説に対しての攻撃性と防衛性を考えてみた。
ある仮説を考える。これが攻撃性。
その仮説を否定する。これが防衛性。
多くの人が、防衛はする。しかし攻撃はしない。したがらないようだ。世界は現象だけが見えている。リンゴが落ちたり、ガラパゴス諸島にへんなイキモノがやたらといたり。
提示された仮説に対して、防衛が働く。こんな問題がある、ここがおかしい、この点が矛盾している。そうやって多くの穴を指摘してもらう。
その穴をふさぐことで、攻撃はより強固となる。穴が大きすぎてふさぎきれない場合も当然ある。だいたい僕の場合、穴が大きいことが多くて、すぐにその攻撃を諦めてしまうのだが。
どちらが良い悪い、という話ではない。自分がどういう位置にいて、どういう視点で物事を考えているのか、という話だ。問題点を洗い出す能力は、防衛性にある。しかし、攻撃には、防衛とは別の方向性の思考をしなければならない。