自分で仕事することを選んだ

どこで読んだんだったか。最初に読んだところを思い出せないんだけど、ある土木関係の小噺。
『ある土木業者が愚痴ってたんだ。「誰が好きこのんでこんな環境の悪い仕事をしたいかよ。低学歴を嘆くよ」って。近代建築やアミューズメントパークを見ると、ソレを思い出すんだ。みんなが楽しく遊ぶための施設も、そういう思いをした人間によって作られているのかなって、思っちゃうんだ』
そんな小噺なんだけど、なんというか、それを見て、わかるような気分もあるんだけど。仕事って自分で選んでやってる、って意識にならないのかなぁ。なんだろうなぁ。嫌々やってる人、ってそんなに多いんだろうかなぁ。
できれば働きたくない、という気持ちはわかる。遊びたいというのもわかる。でも、仕事やめたい、仕事したくない、って気持ちで仕事している人って、そんなに多いんだろうか。そんな負の感情ばかりをクローズアップするのは、ネタにしやすいからかなぁ。
仕事そのものは問題ないけど、人間関係が嫌、って話も聞く。なんだろうなぁ、なんか違和感がある。もっと綺麗にならないものか。もっとより良くならないものか。もっと望んで進むような、そういう意識はないのだろうか。
「誰もが望んでこの世に生まれてきたわけではない」とか言うけど、そうじゃあなくて「みんな望んで生まれてきたんだろ、覚えてないだけで」という感覚。マイナスの感情を、お笑いにかえてしまうのは、よく見かけるのだが、プラスの感情をお笑いにしたり、もっと美しいものにする、ってのはあんまり見かけないところを見ると、難しいんだろうなぁ。