ipadを買う理由と、買わない理由

すいません、ipadの検索で飛んできた人がわりといるようなので。ipadについて、特に役に立つことは書いていません。じゃあ書いておいたらいいんじゃないの? というわけで、考えてみたipadネタ。
ipadを「購入する理由」と「購入しない理由」ってのを見かける。いろんな人が、いろんな意見を述べている。なにも考えずに予約するぜー!という人もいるし、次を待つ、なんて人もいる。まあそれぞれがそれぞれの理由で動いているようだ。それを眺めていて考えた。
買う人間の意見というのは、非常に攻撃的な思考をしている。攻撃的、というのは相手を傷つける、という意識ではなく、身軽で、新しいものへとチャレンジする、金を持っている(防衛がちゃんとできている)、などである。
対して、買わない人間の意見というものは、非常に防衛的な思考をしている。現状を維持し、損害を少なくし、被害を最小限にする、などである。
僕はこの二つの意見が、まったく違う方向を見ているように感じる。まず感じたのはipadというものは、娯楽であり必須ではないのだ。仕事に必須である、よって購入する、という人間がいたら、それは防衛の思考だ。
娯楽に対してこれだけのエネルギーを割けるということは、裕福だ。必須ではないものに傾ける情熱が攻撃的だと感じる。自分が米や味噌を買うとき、どういう思考をしているだろう? ゲームを買うときはどうだ? 衣服はどうだろう。生活必需品だったり、必要最低限なものだけあればいい、というものはたいてい防衛的思考によって購入を決める。
ipadを買う理由と買わない理由は、まったく別のベクトルなので、交わらない。欲しい人は買いましょう、これだけ楽しみなおもちゃも久しぶりでしょう。買わないほうが安全で損害が最小限です、それが防衛ってもんです。