クリエイティビティなオフィス?

クリエイティビティなオフィスとか言って、IT業界のオフィスが特集されることがある。Googleのオフィスがすげーみたいな話は、わりと有名な話だろう。お菓子が食べ放題だったり、食事が充実していたり、スポーツクラブ顔負けの設備が整っていて、それが使い放題だったりする。オシャレなデザイナの作った机や椅子が並べられ、最新のマシンが取り揃えられている。中にはおもちゃコーナーなんてのがあって、大人が遊んでいたりする。
でも、そういうのを見るたびに、なんか仕事しづらそうだなーと思うのは、たぶん僕の考えているクリエイティビティが他人とズレているからだろう。クリエイティビティって、見た目や環境なの? 自分の中から生まれるものではなく?
だいたい、今、書いた環境って、月額5万円程度で、完全に自分の周囲に実現できるレベルじゃないか? ネカフェとスポーツクラブとコンビニが、ものすごく近くにあれば良いだけだ。無料だからどうかしたのか、そんなの金を払えば、足りる。
何かを生み出しやすい環境、というのであれば、人によって違うだろう。独房の人だっているだろうし、好きな音楽を聴ける環境の人もいるだろう。マラソン中なんて人もいるんじゃないかな。
そんなわけで、より多くの人のクリエイティビティを引き出すための環境とは、どんなものだろう、と考えてみた。
たぶん多くの人のクリエイティビティを引き出す方法があるとすれば、それは『天才がそばにいること』『楽しんでいるやつを見ることができる環境』『孤独に考えることが出来る時間』とかどうだろうか。Googleをオフィスにして、人間をかき集めることで、『天才がそばにいること』を実現しているのかもしれない。他の二つは、オフィスを設ける必要がなく、それぞれが家で勝手にやればできそうだし。