マニュアル化できないもの

書いていて「これはおもしろい!」と思える文章がある。逆に「どうなんだ?」という文章もある。
他人に読ませなくても、それがわかることがある。確信して「これはウケる」とか「多くの人に伝わる」と感じるのだ。なぜだろう、そういう幻想かもしれないし、もしかしたらこれまで積み上げてきた経験値かもしれない。何年もの間、たいした人数に読まれない文章を書いているが、それでも石の上に三年以上はいるのだ。
じゃあ「これはおもしろい!」と思える文章だけを書けばいいじゃないか、掲載すればいいじゃないか、と思うかもしれないが、それは違う。それを目指していても、ハズレは大量に出るのだ。前者を書くためには、とにかく書くしかない、ということを自覚するしかない。
それでも前者を目指しているのです。