共通視点の話題と、他視点の話題

他人と話していると、「最近テレビ見ないからよくわからないんだよねー」という言葉を他人から聞くことがある。音楽にしてもそうだ。最近のミュージシャンとか全然知らないとか、アニメを見ないからわからないとか。
で、考えたのが、共通視点の話題と、他視点の話題だ。
「共通視点の話題」というものは、天気だったり野球だったりテレビだったりする。自分と同じ視点の高さを持ち、同じモノを見ている。これの延長線上に「あるあるネタ」がある。具体的に同じものの話をしている。同じ料理を食べたり、同じ映画を見たりして得たい、共通感覚というべき視点だ。
それとは別に「他視点の話題」というものがあって、それは自分の知らないジャンルの話、例えば、盆栽とかケーキ作りとか文章作成とかだ。これは自分がやっていないジャンルでも、他人がやっていて、それの話を聞くことができる。趣味の深度の話になるだろう。
僕の形状は、前者を減らして、後者に比重が多いようだ。
前者を否定しているわけではない。同じモノを見て、桜が綺麗だとか、あの漫画が面白い、という話はもちろん歓迎する。しかし、後者ができないのは、少し視野が狭い。自分の視野を自分で狭めている。自分からは見えないが、他人はそれに面白さを見つけていて、その人の視座からは、それの面白さが見えているのだ。
最近、あるあるネタばかりが目立つ。みんなで同じテレビ見て楽しむのって、そんなにいっぱい、僕はいらない。