美は変化しないのか?

新社会人が目立つ時期ですね。
茶髪だったりピアスしててスーツ着てる姿が、なんか浮いてるけど、会社では大丈夫なんだろうか…と他人事の心配をしたりします。本当はどうでもいいけど。
電車で隣に座った男が、いいスーツきて、いい靴を履いていたので、ちょっと見ると若い兄ちゃんだった。イヤフォンをしていて音漏れしている。うーん、スーツはいいのになぁ、惜しい。もうちょっといいイヤフォンを買いなさい。
昔。Sonyの技術者がウォークマンを作ったとき、Sonyのオエライサンは大反対だったそうだ。「音楽を外で聴く?そんなチャチなイヤフォンで?バカなのか?」ところが技術者は言った。「これからは音楽を持ち歩く時代がくるはずだ。音楽を聴きながら歩く時代だ」
ウォークマンは空前の大ヒットをたたき出した。
さて、今はどうだろう? 誰もが音楽を聴き、動画を見ながら歩いているが、その姿はどうだろう? あのとき、目指した人間なのか。これが。美は変化しないのだろうか。それともなにか、視座の差だろうか。それとも文化的背景だろうか。