何かが足らない

何かが足らない。
ある企業の話。PCもロクに使えない部長が、部にある一番高速なPCを使いたがる。webを見るにしても早いからだ。
何か違和感がある。
ある企業の話。取引先の社長が、中国土産として、高級中国茶をくれた。量も測らず、時間も計らず、お湯をじゃばじゃばといれ、数秒したら湯飲みに注いだ。色が薄いし味があんまりしないよね、これだから中国産は…、と陰口を叩くOLたち。
なんだろう。この感覚は。
白身魚の刺身には、わさびをちょいとのせて食べるおっさんなのに、バレンタインに貰ったジャンポールエバンスにたいして「2粒しかくれないとか、どんだけケチなんだよ」と文句を言っている。
なにかがへんだ。
本当の能力は、隠されたまま。本当の力は、見えないまま。