世の中にはすばらしいものが溢れている!

ここ数日、ネットで見つけたSSで、睡眠時間を削って読んでいる物語がある。
たしかにわかりづらい点も多いし、金を払う製品版だとしたら、粗も目立つが、無料だから文句を言うほどでもない。…でもそうじゃない。そんなものは小さい問題だ。次が読みたい、続きが読みたい、そう思わせる『なにか』なんだ。重要なのは、そこだ。
僕は他にもいくつかの、止められない止まらないカルビーじゃあないSSを(…今、思ったがSSってショートショートじゃあないのか? 長すぎるぞヤツ多いぞ)何本か見ている。ネットの漫画も、市販のものにしちゃあ荒すぎて読めたモンじゃあないが、面白いヤツがいっぱいある。
面白い。おいおい、遊びきれないぞ。
今、僕は、自分の家の本を捨てようとダンボールに詰め込んでいる最中だ。自分で集めた本なので、とにかく面白い。僕はそもそも、買い控える方なので、買った本は自分にハズレなどなく面白いのだ。でも、それを読み返す時間がない。どんどん、新しい面白いものが出てきていて、生まれてきていて、生産されているからだ。
僕の部屋にある本は、大変面白い本ばかりだ。しかし、久しぶりに読み返して面白い程度の本では、もうダメだ。何度も読み返して、生き残る本。そういうものを削り出さなければ、贅肉で身動きがとれなくなってしまう。
すでに遊びきれないほどのおもちゃで溢れているのだ。厳選しなくてはならない。