省エネとかエコとか

温水便座のフタを閉めると、開けっ放しと比べて約40%の電力が節約できる。これは蓋が開いていると、便座のヒータが常に稼動しており、蓋を閉じてある一定の温度になると節電モードに切り替わるためだ。蓋を閉めて省エネ! …みたいなキャッチフレーズを聞く。しかし温水便座がなければ100%だ。トイレを共同にすると、さらに減る。テレビをエコ家電にすると今より40%の電力が節約できる。テレビがなければ100%だ。誰も見ないと、もっとエコだ。テレビが個人所有ではなく、街頭テレビだけになれば、その分だけさらに減る。
人間を集約させる「都市化」は、トイレを共同にしたり、テレビが街頭テレビだけになるのに似て、集約化した省エネ環境だと言える。地方に住むことのほうが環境に悪い。そして人間がいることが環境に悪いのが当然である。