コーヒー豆を挽いている

ここ数ヶ月の話だが、実はミルを手に入れて、コーヒー豆を挽いている。飲むときは、冷凍庫からコーヒー豆を取り出し、それをミルでがりがりと挽く。電動ではないので、イチイチ手回しで、それもまた良い。規定量よりちょっと大目に淹れて、濃い味にする。挽いているとそれだけで香りがしてきて、これからの味に期待が持てる。そこにお湯を注ぐと、豆がとてもふくらみ、ガスが出る。良い香りが室内に広がっていく。挽いた豆を買ってきたのとは、あきらかにレベルが違うのだ。
だが、そんなのは、はっきり言えば、ただのクダラネーオタクの言い分である。そういうこだわりが大きければそれだけ手間隙をかけていくのだろう。趣味なのだから、そういう無駄も良いことだ。むしろそういったマイナス要素である、無駄、制限、枷、タガのことを「こだわり」と言うのだ。こだわりをプラスの意味で使っているのならば、こだわりを持って制限しよう。