無限の(アンリミテッド

最近、アウトプットばかりで、インプットが少ない。小説も読まないし、音楽なんてさっぱり聴かない。動画はまったく見なくなってしまった。僕にとって最大消費の漫画も量が減っている。そんな現状。
仕事やら他のことが忙しいとか、そんな言い訳の話は別にどうでもいい。やろうと思わないところが問題で、それが老いなのかもしれないが。でもさぁ、キミ、そんなんじゃあ、まったく脆弱な意見しか、作り出せないぜ? ちょっとずつリハビリしないとなぁ。見たいDVDとかあるんだし、小銭持ってるんだから、買っちゃえばいいんだよ。どうせあんなの2時間ぐらいだろ。

という側面。

もう一面。まったく逆の意見も考えていて。枯渇して、何もなくなって、そこからじゃないのか? 湧き出す自己というもの。いままで煮詰めてきた意思。根底にたどり着くのは、そういう枯渇の先じゃないのか。アイデアは無限にあふれてくる。人間の脳がそう作られているからだ。ただ、多くの人がアイデア在庫の消失を怖がる。
何人かの研究者を見てきた。行き詰まり。アイデアの枯渇。自分の積み上げてきたものが無駄だった可能性。「すべては枯渇してから始まる」のを見てきた。そんなものが、彼らにとっての常なのだ。結局、アイデアを溜め込んでいるのは、そこで自己の限界を、自己で規定している。
欲しいのは、そうではない。そういう乾いた状態こそが、無限の何かに繋がるのではないか。

という側面。