笑顔認証システムのカメラ

最近のデジカメの機能の中に、人間の顔を認識する機能がある。たまーに間違えて、時計だったりポストだったりを人間と認識するヤツもいるらしいが、それもソフトウェアの改善により、どんどん進歩しているらしい。
デジカメ本体の機能ではなく、パソコンに取り込んだ画像でも、同じ人物の写っている写真を集めろ、みたいな機能があって、ソフトが顔認証して、同じ人間と思われる写真を集めてきたりする。これの精度がけっこう良くて、世の中すげぇなーと思って眺めていたのだが。
ふと思ったことがあった。
世の中の写真を撮っている人って、そんなに人間ばっかり撮ってるのか? そんなに笑顔の写真ばっかり撮ってるの?
僕はデジカメでぱちぱち適当に写真を撮っているが、あまり人間が写っていることがない。また、わりと素直な写真というか、カメラのほうを向いていないことが多い。道端で遠くを見ていたり、何か作業をしていたりする写真ばかりだ。
笑顔認証システムのカメラって、多くの人がそれがあったら面白いんじゃないのか、それがあったら使ってくれるんじゃないのか、という発想から作られたんだと思うんだけど、多くの人は、そういう写真ばかりを撮影しているのかなぁ。カメラ側が何を撮るのか決定しているように感じる。自分の撮りたいものを撮るといい。