常秋は静かに暮らしたい

アパートの隣の空き地が工事中で、平日昼間は大音量の工事音が響く中、アパート全体がガタガタ揺れています。安アパートなので。怖い。こっちのアパートが崩れたらどうしよう。そんな中、夏らしく、セミが盛大に鳴いている。ただでさえうるさいのに、選挙が近いせいで、やかましさが増大だ。
選挙区の立候補者の名前を列挙し、選挙カーで名前を連呼しているヤツの名前を消していく。残ったやつに投票しよう。…と思ったら、全員消えてしまった。白票にしろ、ってことか? まあ冗談ですけど。どの政党も長期展望というものは一切ない。少なくともざっと見た限り、見当たらなかった。自分が長期持つとは思っていないのかもしれない。
駅前では立候補者が、太陽電池で動く人形のように、頭を下げてあげてを繰り返している。すごしやすい夏でよかったね。
良い季節だ。まるで常秋。もう少しだけ、静かに暮らしたい。彼らも目標を持って行動しているのだから、僕も多少は見習わなくてはね。せっかくの常秋なんだし。