P2Pとマジコンの差

P2Pソフトを使って違法なファイルをやりとりする人がいる。だからP2Pはダメだ!という話があり、実際、P2P作者(Winnyだっけ?)が逮捕された。このとき、ネットで「P2P自体は、ただの道具で、作者は悪くねぇだろ!」みたいな擁護の意見を見かけた。
マジコンという道具を使って、違法なファイルでゲームをプレイする人がいる。だからマジコンはダメだ!という話があり、実際、販売が規制されている。しかし、ネットを見ていても「マジコン自体は、ただの道具で、マジコン販売は違法じゃねぇだろ!」みたいな意見を、あまり見たことがない。
この違いってなんだろう? たまたま見かけなかっただけだろうか。どっちもどうかと思うけど、なんか、扱いの差を感じる。まあ、どっちも、使わないで欲しい。
追記:
「マジコンメーカーは金儲けをしている。P2Pの場合、金儲けをしていない」と「技術が健全な利用もされているか、いないかの差を、非難している側が思い込んでいる。両者に差はない」という意見をいただいた。
「メーカー側の金儲けの差」これだと、ユーザ側とか、ニュースを見た人たちが、正義とか倫理とかじゃあなくて、「あいつムカつくから非難してやろうぜ」というレベルだし、「思い込みで差はない」だと、ユーザ側とか、ニュースを見た人たちが、無知である、というレベルになってしまう。

追記2:
「そもそもの設計思想が違う」という意見をいただいた。「P2Pは当初の開発目的として、トラフィックの軽減」があったけれど、マジコンはそもそも「ゲームを違法に使おう」という意図があった(のではないか?)結果として、心無いユーザによってマイナスを生み出しているが、設計思想が違う。技術に善悪はない…ダイナマイトを作ったノーベルみたいになりそうだ。

もともと「なんだかなー」という話だったけど、やっぱり、なんだかなー。