入力数と出力数の比例

ニュースサイトを運営している人がいた。その人は毎日、何百というサイトを回っている。これが入力の多い人だ。その人はTwitterもやっていたが、毎日のつぶやきは5もない。朝起きたとか、昼飯何を食べた、寝る、など実にTwitterらしい、どうでもいいつぶやきであった。これが入力>出力の人間であり、100の情報を1ページに収める人間である。本人から精製されて生み出される言葉は少ない。
対して、ブログサイトを運営している人がいた。その人は、ニュースサイトを数件回ったりするが、それだけだ。そもそも入力量が極端に少ない。しかし、Twitterではおそろしい量つぶやいていて、毎日50や100もの言葉をつむいだ。どうでもいい情報はもちろんあったが、有益な情報だったり、140字で収まる美しい文章を書いていた。これが、1ページから100の情報を得る人間である。
これは偏った例の二人をあげたが、1ページから、100の情報を引っ張り出す人間と、100の情報を1ページに収める人間がいる。多くの人が、どちらかに偏るようだ。両方を持ち合わせ、さらに高吸収、高出力という人間はほとんど見かけない。
優劣の話ではない。好みの問題だ。