変態どものコミュニケーション型

変態性というものを、コミュニケーションの方向性として考えてみた。一つはオープン型で、一つはクローズ型である。オープン型は、セックスがしたい、と言う。クローズ型は、別にセックスはどうでもいい、と言う。
オープン型は、ビッチの男版はなんていうのか知らないが、まあそっちだ。リアル寄りである。自分の性癖の話を堂々とする。現実の話を交えているので、厚みがあり、自己の変態性を認めてもいるので、強固だ。
対して、クローズ型は、草食系といわれるジャンルが近く、むっつりスケベなタイプといえばいいだろうか。二次元の話が得意なヤツも多い。彼らの話は、突拍子もなく、リアルによる束縛がないため多面的で、理解が困難なときもある。
このようにして変態を二つに分けてみると、変態とひとことで言っていながら、まったく逆のベクトルを持つ存在になる。
どちらが正しい変態か、という話ではない。変態をそうやって分けてみるとどうなるのか、という話だ。この型は、どちらか明確に分けられるものではなく、そっちの方向性に針がふれている、という形状だ。両方を持つ人間はもちろんいるし、それを発言しない人間もいるだろう。