変態どもの内部型外部型

たまに、変態性というものについて考える。別に動物の持つ本来の「変態」の意味じゃあなくて、人間としての「変態」の話。
僕は、変態じゃないヤツなどいない、と考えている。ただ、その自己の中の変態というヤツを、恐ろしく強固な檻に入れ、決して出さないヤツはいる。ただ、自己の中の変態というヤツに鎖をつけ、飼いならそうとするヤツもいる。
このように、臭いものに蓋をするタイプを「内部型」とし、飼いならそうとするタイプを「外部型」と定義してみた。内部型になる理由は、「リアルに影響があるから」という理由と、心の内にいる変態性が「飼いならせないほどのバケモノだから」の二つが考えられる。
バケモノ、と書くと、どんだけ変態なことを考えてるんだよ、と思われるかもしれないが、そんなにとんでもないものではない。コントロール不能のモノだと考えればわかるだろう。たとえば、酒を飲むとする。飲んでいる最中は「飲み過ぎないぞ」と思っているのに、翌日になると飲みすぎている。これが「飼いならせない状態」である。対処には二つあり「酒を飲まない」か「飼いならす」しかない。