芸暦35年、キティ先輩

なあ、ちょいと質問なんだが、君、キティ先輩って知ってるか? 猫のキャラクタなんだが、身長がリンゴ五個分、体重がリンゴ三個分、赤いリボンをつけているキャラクタだ。日本じゃ結構メジャーなんだが…。お、知ってる?
…おい、君、今、なんつった? 『ハローキティ』っつったのか? おい。ハローキティ先輩だろ! ちゃんと年上には敬意を払え。もうあの人、芸暦35歳の大ベテランなんだぞ。その辺のポッと出のモエキャラと一緒にするんじゃあない。
いいかい。君らがアイドルみたいに囃し立てているキャラクタ連中は、お笑い芸人で言えば、ハードゲイとか、オッパッピーの水着のヤツとか、そんな程度のイッパツ芸人に過ぎないんだ。まったく芸もなければ華もない。たまたま売れたってだけの芸人だ。
それに比べて、君。キティ先輩は35年。第一線で戦い続ける歴戦の勇者だよ。お笑い芸人で言えば、笑福亭鶴瓶師匠クラスを想像したまえ。その大先輩を前に、HGがどれだけのことができるというんだい? キティ先輩の売り方が生き汚いという連中がいるが、そういった大先輩でさえ、ああやって売らなければ生き残れないほど、キャラクタ業界というものは大変なところなんだよ。
…というわけで、サンリオピューロランドにいってきたよ☆
え、いうべきこと? 別にないです。