おうちでエスプレッソ

k4k2009-07-11

ジャイロの淹れるイタリアン・コーヒーは、こんな旅において格別の楽しみだ。コールタールみたいにまっ黒でドロドロで、同じ量の砂糖を入れて飲む。これをダブルで飲むといままでの疲れが全部吹っ飛んで、驚くほどの元気が体の芯からわいてくる。信じられないくらいいい香りで、もっともっと旅を続けようって幸せな気分になる。

イタリアンコーヒーってのは、エスプレッソのことだろう。ちなみにタールのようになるのは砂糖も理由のひとつだが、もうひとつ、エスプレッソの粉が出ているためだと考えられる。口当たりが悪くなるので紙のフィルタをつけることが多いようだ。
最近エスプレッソをよく飲む。スタバに入り、エスプレッソのソロを頼むと、小さなデミタスカップにこれまた少量のエスプレッソが入ってでてくる。これに砂糖をわりと多めに入れ、軽くかき混ぜてクイッ、と飲む。三口ぐらいで飲める。とけきっていない砂糖が、デザートのように甘い。砂糖を入れないと、気付け薬のような味だと思う。で、エスプレッソ。スタバで飲むと300円ぐらいするんですよ。あとなんか待たされるし。エスプレッソなのに、待たされるってなんだよ。
そんなわけで、自分の家で淹れられないのか? といろいろ調べてみた。どうやら最近の流行は電動式で、クレマ(エスプレッソの上のあわ立った層)がしっかりと作れるやつらしい。電気のほうが高圧で抽出できるから、うまいと言われたが、デカイから置き場所がないし、一日いっぱい飲むか飲まないかわからないものに二万近く払うのもなぁ…
ということで、直火式のエスプレッソマシン(ビアレッティ)を購入。3000円ほど。弱火で抽出し、デミタスカップで飲む。紙のフィルタをつけなかったが、口当たりも悪くない。香りがよくて元気になる気がする。コーヒーはもともと薬として使われていたものだしね。