ようこそ、オタクの世界へ

ネトゲーをやっていると新人(ルーキー)から、廃人呼ばわりされることがある。僕もルーキーだったころ、古くからそのゲームをやっていた友人を、そう呼んでいた。ところが僕が古兵になり、いつの間にか現れたルーキーから廃人呼ばわりされる歳になった。
だが『廃人ってのはこんなモンじゃないよ」といつも思う。たぶん廃人もまた、さらなる上の廃人を見て、自分はまだまだだな、と思っている。
高みはどこまで行っても高く、低きはどこまでいっても低い。経済における勝ち組負け組、恋愛における勝ち組負け組、オタク度、すべての要素において、この高低差、というものが見受けられる。
だとしたら、自分が勝ちか負けかを競いたいとでも言うのか?
だとしたら、僕はどこにいて、何ができるのだ?