規制されても生まれるもの、流行によって死ぬもの

姉属性k4です。しかたがない。あるがごとくにありかがやくごとくにかがやくもの。受け入れよ。
で、以前、姉モノがものすげー流行ったんですよ。そのとき、姉の名を冠するエロゲーとか漫画がものすげー大量に出回った。だが姉の名を冠しただけで、その内容は散々だった。姉のなにもわかっていない連中が、流行だというだけで作っている商品だったからだ。
でも僕はそれでも良いと考えた。それはマンボウの卵のようなものだ。三億個もの卵を生んで、生き残る確率をあげている。そういったゴミが大量に出てくる中から、生き残るものがいるはずだと考えた。優れたものはかならず生まれてくる。それを生み出そうとするものがいるからだ。
さて、陵辱ゲーが規制される動きを見せている。アニメも漫画も小説もその傾向が出てくるかもしれない。だが、それ自体に僕はとくに危惧はない。規制されることで、弱弱しい芽はつぶされ、消えていくだろう。だがかならず生まれてくるものがいる。その規制という苛酷な環境の中でも、優れたものはかならず芽が出ると僕は考えている。それを生み出してしまうもの、生むしかないものがいるからだ。
そもそもエロゲーエロマンガもそうだが、そのへんの量販店で手に入るものではなく、我々日陰者がかくれてこそこそとやるものだ、と考えている。知る人ぞ知る店で、室内にいるのは同質の屑共ばかり。だが彼らは一切お互いに話もしない。腐臭を放ち、よどんだ瞳をしたままパッケージを眺め、町を歩けばいやな目で見られる。そんなごときの扱いを受けてしかるべき連中、仄暗い水の中でしか生きられない、深海の重圧の中でしか呼吸できない我々は、ひっそりと生きていればよいのだ。