文章作成技法:ひらがなにひらく

文章を書いていると「この場合、どっちの漢字表記が正しいんだ?」という文字がある。たとえば、「リンクを張る」と「リンクを貼る」とか「取り上げる」と「採り上げる」とか。
明らかに間違えている場合は、修正すべきだが、どちらとも取れるものも多い。たとえば、電話機と電話器とか(IMEだと機だけになってるけど、ことえりだと機と器の両方くる。ちなみに両者は違うものを指すが、わかる人なんてほとんどいないだろう)本の場合、その本一冊の中で統一されていれば良い、という判断が多いようだ。そこでわりと使われる文章技法で「ひらがなにひらく」というのがある。迷った場合、どちらも正しいことが多いので、ひらがな表記にしてしまうのだ。
リンクをはる、という表記にする。とりあげる、という表記にする。指さす、とかもそうだ。書き言葉専用の表現方法だ。
ところでこういう文章の見た目の美しさって、日本人は気にする人が多いけど、外人はわりと気にしない人が多い(macユーザは気にするかも)禁則とか、均等配置とか、ルビとか、欧文に比べて、日本語って設定項目がすげぇ多い。