遠くまで僕らはいける

本を買い逃さないように、発売日をメモっておく。最近だと、コミックスの巻末に「続巻は何月頃発売予定!」と書いてあることが多いので助かる。
キャッツというミュージカルがある。今年の四月で東京公演は終了だ。半年ほど前からチケットがとってあった。そのチケットを買うときは「そんな先のことなんてわからないよ。仕事とかチョー忙しいかもしれないし」と思った。しかしいつの間にか予定の日付は近づいている。
ドラゴンクエストの発売日が延期になった。セブンスドラゴンが出るから、どうするかなぁ、と思っていたら、かぶらないようになってくれたらしい。ある老婆が「あたしがいつまでも生きてると思うなよ!」と言っていたジョークを思いだす。なかなか粋な冗談だ。
いつの間にか、コミックスは出ていて、ミュージカルは当日になり、ゲームは発売日が近づいていた。そうやって時間が過ぎている。ずっと遠くにあると思っていたのに、周囲の人たちは着々と何かを作っているのだ。ジャンプを見ていると、毎週毎週ちゃんとできている。UJに移籍し、S.B.R.が月イチになったが、一ヶ月に一度、ちゃんとしたものを作っている。
遠いと思っていた地点にいる。遠くまで僕らはいける。