価値の中心

5000円の絵本が売っていた。僕はそれがよいものだな、と思った。僕は金を払う。気分のよい買い物だった。数日経ってその商店に行くと、同じものが半額セールになって売られていた。
さて、僕は損をしたか、得をしたか? これが本ではなく、洋服だったらどうだろう? メモリーカードだったらどうだろう? 価値はどこにあるのだろうか? それを定義するのは誰だろうか?
そこで僕が考えるのは、価値の中心というものだ。いったい誰が価値を定義しているのだろう?
セール時期に買わないヤツは馬鹿だ、という人がいる。そういう自由もあるだろう。僕はそれに関わらないだけだ。そいつと僕との違いは、損得の中心がどこにあるのかの違いだ。半額だから得をした、と考えは、価値の中心が金である。そいつが金の価値に振り回されるのも、また自由だ。
対して、僕にとっては、常に自分の価値が中心だ。自分の価値に合わないのなら、10円も出し渋るし、自分の価値に見合うなら、1万円多く払うことも、別になんとも思わない。セールで半額になっていたら「見る目のないやつが世の中の大半だな」と思うぐらいだ。自分の価値を振り回すのも、また自由だ。

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今日の買い物
セブンスドラゴン デビサバ3週目終わったらやる。
姉ちっくセンセーション(3) 惰性で買ってしまった。
今日の雑記
東京帝国☆北上恋歌 読了 妹が出てくる竹井10日ってなんだよギリギリギリ。でも大好き。ゆかり子は不幸が良く似合うなー。