ジョークの使い方

人付き合い全般で思うんだけど、ジョークってのがわりと重要な気がする。ジョークって結構、危険度が高い。世界のトップになると、ジョークで知性をアピールすることが多いのに、日本のトップだと「不謹慎だ！」と叩かれる。
僕はわりとわかりづらいジョークを言うので、そういうフィルタをしているだけかもしれない。
逆に言うと、わかりやすいジョークばかりを言う人がいて、たとえばオヤジギャグとか、シモネタなんかがそうだけど、そういうことを言うのってバカにするんじゃなくて、その人はそういう人付き合いの敷居の低い人なのだな、ということだ。多くの人がとっつきやすいのは、そういう人間だし、そういうジョークを言う人は、仲良くなろう、という意思表示をしているだけだ。
レベルの高いジョークばかりを求めていると、どんどん先端に進んでしまい、結局誰も無い孤高になってしまう。それはオタク化の状態だ。もっと多くの人とコミュニケーションをとるための布石として、自分でもクダラネーと思いながらオヤジギャグとかシモネタを言えるのは重要だ。そして言われた場合、それをどう返せるかを考えている。沈黙が一番面白いと判断するのと、沈黙しか選べない、ってのは、意味が違う。