そのすべてはエロのために

「エロ動画とエロ漫画、どちらが抜きに適しているか」の答えは、場合による。その日、その時、その場所では、そう思った、そう感じた、というだけだ。いろんな理由が複合的に存在し、本当のところ理由など無いのかもしれない。
だが、あまり聞かない理由で「アクセスのしやすさ」という面から切り込んでみようと思う。
今でこそ、各人が携帯電話を持ち、PCはブロードバンドで検索すれば一発でエロがヒットし、自分の部屋にテレビのある生活を送っているかもしれないが、僕の時代はそうではなかった。幼き日、実家にはテレビが居間に一台しかなく、ビデオを見るには、夜中こっそりと行動するしかなかった。よって、ほとんどの場合が、エロ写真に頼ることになった(僕は当時から漫画派だったが)おそらく現在の恵まれたエロでさえ、未来から見たら「よくあんな状態でこっそり隠れてヌケたもんだ。エロは偉大だな」と思うのかもしれない。
そこで、考えるのは現時点の生活環境において、アクセスが優れているのはどちらか? という視点である。エロ動画とエロ漫画、どちらが抜きに適しているか、という問いの回答もえることができる。そう、お前のエロに足りない物、それは! 情熱、思想、理念、頭脳、気品、優雅さ、勤勉さ! そして何よりも、速さが足りないのである。「アクセスのしやすさ」とは「速さ」のことだ。どちらにも利点欠点があるが、エロ動画とエロ漫画。両者が同様に手に出来る時代だとしても、どちらのエロを選択するのかは、アクセスしやすいものに依存するのではないだろうか?
ベッドに寝転びながら不意に考える。今からPCを立ち上げるのが面倒だ。立ち上がり、PCの前に座り、検索をするのが面倒だ、しかしベッドの下に手を伸ばせばすぐに手に入る。これが「アクセスの速さ」である。
PCの前に座り、ネットをめぐりながら不意に考える。ベッドまで移動して本を引っ張り出すのは面倒だ。今ならクリックひとつで、動画が手に入る。これが「アクセスの速さ」だ。
「否、ゆっくりとリラックスし、選び抜き、時間をかけたエロこそが至高だ」と言う人もいるだろう。それはたしかに一理あるが、一理でしかない。それはオナ禁と同じ、縛り芸であり、ただの性癖の一種だ。
どんなエロもまた、「アクセスの早さ」は重要だ。そして妄想は、そのスピードが最速である。今のところ妄想よりアクセスの早いエロは存在しない。
参考文献:
エロ漫画vsエロ動画〜本当はみんなどっちで抜いてるんですか?〜
http://yusurakinaco.blog92.fc2.com/blog-entry-161.html
エロマンガの感覚的効果と、いかにチンコがたつか。
http://d.hatena.ne.jp/makaronisan/20080909/1220896343