セレブ・エグゼクティブ・レディの心得

あまりにも、あんまりなので、ちょっと書いてみる。あるインタビュー記事だ。

今週のセレブ・エグゼクティブ・レディは、東京丸の内にある企業○○に勤務している、○○さん28歳。彼女は部下をまとめる仕事をする傍ら、週に1回のネイルサロンを欠かさない。「PCの仕事をしているので、指先は一日の中で一番見つめる部分。オシャレにしたいじゃないですか」と彼女は微笑みながらインタビューに答えた。

実際には、この後、この女性の時間管理が優れている話になる。私はこうやって時間管理をしています、今の若い子たちはそれができない、みたいなすっげー上から目線の発言が続くんですが。

さて。
ここまできて、違和感がない人、います? ないなら引き返したほうがいい。
まあ、ツッコミどころは満載なんですが、僕的な一番の笑いどころは「PCの仕事で一番見ているのは指先」ってところです。お前、PCの仕事してて指先を一番見てるの? へー。そう。ふーん。で、それで? そんな程度の仕事で、エグゼクティブ? セレブ? 部下をまとめる仕事? その面白さって、すげーブラックジョークだけど、笑える人って少ないんだろうなぁ。すっげー面白いのになぁ。
これさぁ、そのへんのド素人が書いたブログとか、地方紙で乗ってるんじゃあなくて、ちゃんとした一流出版社の書籍で見たんだけど、こんなネタ、理解して流してるのかぁ? まあ、女性の品格とか、さお竹やがつぶれないか、なんてネタも一般人にはウケてるからなぁ。なんともいえないけど、どうなの? 罵って欲しいの? 釣りなのか?
でも、こういう「僕は仕事ができません」って明言しちゃってる上から目線の姿って、時々見かけるよねぇ。偉そうにしているのが面白いから、眺めてますけど。なんていうのかなぁ、うわうわうわ〜、ってなる、この背中に鳥肌が立つ感じ。失笑とか、苦笑が出てしまう感じ。たぶん嫌悪だと思う。それを楽しむ、そういう娯楽だ。