エコって言えばなんでも済むと思うな

先日ジャケットを買った時の話。
女性店員が、僕の試着しているジャケットのボタンを外していく。やたらと睫が長い店員だ。それ、シール? それともマスカラ? すごい、よくできてるよね。なんて言うわけもなく、いつもどおり仏頂面でジャケットを脱いで購入した。
金を払って会計を待っていると、女性店員がうれしそうな表情で、僕に商品とは別の何かを手渡してきた。
店員「今、ウチの店、エコキャンペーン中で〜、1万円以上お買い上げの方に、これ、プレゼントしてるんですよ〜」
小さなゴムの輪のキーフォルダーだった。
k4「これ、なんです?」
店員「ペットボトルフォルダーです〜。このキーのところとか〜、ほら、カバンとかにつけるとオシャレですよ。ここにもECOってロゴが入ってるんです〜」
k4「ペットボトルってエコですか?」
店員「え…」
k4「あなたのエコの定義は?」
店員「いや…」
k4「エコってものを『捨てないこと』ってよくいいますよね」にこり
店員「…え、ええ、そうです。そうですよ。えへへ、ポイステ禁止!」
k4「捨てないということは、古いものを使うこと。つまり新商品を売らないことのほうが、エコだと思いませんか?」
店員「っ。それは…っ」


とは言いませんでしたけど。僕のカバンにはそのキーフォルダーがついている。おまけのわりに、なかなか便利だ。