オタクが感じる、オタクバブルの気持ち悪さ

オタクなので、金を払います。ワリと多くの人から見たらゴミみたいなものに、大金をつぎ込むことに躊躇がない。何が出るかわからない食玩を箱単位で買い占めたり、同人なんて素人が作ったものにも金を払います。だけど、そんなオタクなのに。なんか、気持ち悪い現象を見かける。特に、転売について。なんだろ。この気持ち悪さ。
ヤフーオークションに欲しい商品が出ている。それは裕福な状態だと思う。普通なら手に入らない。行列しなくてはならない。その手間が省ける。それは良いことだ。裕福で。すばらしいことだ。すばらしいことのはずなのに。なぜか、この気分の悪さはなんだろう。
僕の1500円で買ったゲームが10万円になってしまった。僕が友達からもらったCDが、1万円になってしまった。そして僕の欲しかったグッズはすぐに売り切れて、数時間後にはヤフーオークションに10倍の値段で出回っている。なんだろ、この気持ちの悪さ。そんな値段になるなよ、って思ってしまう。もし儲けるために、商品を購入するヤツって、オタクじゃないじゃん。それは商売人じゃん。
本当にそれって裕福なんだろうか。
さっさとオタクバブルがはじけて欲しいという気持ちにさえなる。そうしてオタクなんて、誰の目も届かない仄暗い水の底に、潜んでしまえばいい。誰の目にもつかなくなってしまえばいい。今の状態は非常に良い状態だ。いろんな情報が簡単に手に入る。日が当たって見渡せる。面白いものがあふれている。素晴らしいのだろうきっとそれは歓喜に違いない。
だが冗談じゃない真っ平御免だね。
本当に欲しいもの、輝くものは少ない。オタクバブルに集るハエは多い。金銭は湯水のように使われる。何も問題がないはずだが、僕は真っ平御免だ。