ヤンとルークのバレンタイン

所詮市販のチョコレートを溶かして固めなおしただけだろ! の答え

世の中のあらゆる料理だって、焼いたり煮たり切ったり蒸したりした程度だ。モノをよりおいしく食べるために料理は存在している。

チョコレート加工は、すげー体力が必要

作ってみるとわかるけど、チョコレート加工ってけっこう大変だ。この前、初めて湯煎してみてわかった。あれは筋力がけっこういる。そもそも、チョコレートを削るのって、包丁で削れば簡単、とか言われたが、そうは思えない。硬いものなので、削るだけで手がいたくなってきた。(後で聞いた話で、すでに削られた湯煎用のチョコレートは売っているらしい)自分で作ると、相手のスキルの高さに驚かされる。あんなもん、よく女性が作れるなぁ。

チョコレートの温度

チョコレートは夏場に向かない食べ物だ。理由は温度にある。手のひらに乗せているだけで表面が溶け出してしまう。加工する場合はおよそ40度で、まるで液体みたいにドロドロにできる。最近は、冬場でもアイスクリームを食べるし、夏場は本領発揮と言ったところだが、チョコレートはそういう扱いを受けない。なかなか扱いの難しい存在である。

チョコレートの質

日本のチョコレート普及は、戦後のアメリカ軍人が配ったところからだろうか。そのせいなのか、日本に高級チョコレートが出回り始めたのは、つい最近だ。(子供の頃、弟と『チョコレートとショコラの違い』について議論したことがあったが、結論は『言語が違う』であった)現在、さまざまなチョコレートの形状があり、駄菓子のような方向性もあれば、生菓子のような方向性にある。同じゼリーだろ、というだけで、駄菓子屋で20円のチューチュー棒と、ミシュラン三ツ星レストランのジュレを一緒にされるようなものだ。まともなモノを一度ぐらい食べてみると良い。

バレンタインデーの感想

全員チョコレートプールでおぼれればいいのに。どうせあんな甘ったるいプールなんて、幼女しか泳いでないんだろ。40度以上にしておかないと固まるから、たぶんかなり熱々だぜ。ケッ。あ、でも最近、常温で溶けてるチョコレートソースってわりと見かけるな。ああー、あれを塗りたくるわけか。胸に極上の蜜を塗って楽しみに待っているのか。なるほどねー。周囲が汚れるから、ちゃんとシートを敷く必要があるな。あと、かなり油っぽいから、ちゃんとその後お風呂に入って欲しいところだ。