うみねこ日記

EP2版超暴論03 フツーに推理モノとして考えてみる。

今回のうみねこのなく頃にEP2。もう魔女の否定のしようがない感じではありますが、あえて。あえて、魔女を圧倒的に否定してみましょう。魔法なんてありませんよ。メルヘンやファンタジーじゃないんだから。「うみねこ」は「ひぐらし」と同様に「地の文」にウソがある。地の文にウソがあるような文章をどうやって推理するのか。そこで、このk4は考える。魔法表記もしくはファンタジー展開については、一切無視し、結果だけを見ることにする。魔法表記されている箇所は全部L5の幻想とする。そう条件をつけた上で推理する。

・礼拝堂密室
礼拝堂に6人の死体。
以下は赤字表記。
「生死は捨てておく。六人は確かに扉から入った」「礼拝堂の鍵は一本しか存在しない」「礼拝堂の施錠は礼拝堂の鍵以外では開錠不可能」「礼拝堂の扉は、施錠時には如何なる方法での出入りも拒む」「六人は確かに"この正面扉"から入った」「私が真里亞に預けた封筒の中身は、確かに礼拝堂の鍵だった」「私が真里亞に渡した封筒と、楼座が開封した封筒は同一のものである」
感想:食べ物に薬物を混入、毒殺後で腹を割けば内臓ぐらいすぐに取り出せる。それより30kgもあるインゴットを持ち運ぶとか、部屋を飾りつけるほうが大変だと思う。

  1. 楼座が鍵を掏り替えた。
  2. 楼座が手にいれる前に、何者かが鍵を掏り替えた。
  3. 鍵がそもそもかかっていなかった。(開錠不可能とは言っているが、施錠不可能とは言っていない)
  4. 室内にいた六人のうち、誰かは死んでいない(死んだフリ。譲治たちが窓から侵入したとき、夏妃の死体以外について、描写がない)
  5. 礼拝堂の室内に、誰かが隠れていた。
  6. 実はすでに窓が割れている。もしくは扉が外れる。
  7. 魔法(えー)

・朱志香部屋
室内には大量の血液と、背中から刺された朱志香の遺体。嘉音の遺体はない。
以下は赤字表記。
「マスターキーは、使用人たちがそれぞれ持つ一本のみ」「隠し扉の類は一切ない。出入りはこの扉からだけ。扉の施錠は、朱志香の鍵が一本と使用人たちの一本ずつ持つマスターキーのみ。窓は内側から施錠されている」「嘉音はこの部屋で殺された」「施錠時には如何なる方法をもってしても出入りはできぬ」「部屋の外から鍵を使わずに施錠するようなカラクリも通用しない」「朱志香の死体発見時、朱志香の部屋にいたのは、戦人、譲治、真里亞、楼座、源次、郷田、紗音、熊沢、南條のみだった。死体の朱志香ももちろん含む。よって、朱志香の部屋の件、そしてこの使用人室の件の両方について、そなたが認識していた以外の人間は存在しない。誰も隠れていない」
感想:嘉音スタンド能力発現。ナニソレ。この朱志香部屋密室について、普通に外部犯を想定するなら「嘉音を殺して、死体を隠し、鍵を奪った」というのが普通の考え方だと思うが。とりあえず推理。

  1. そもそも鍵が、かかっていない。
  2. 背中を刺され室内に逃げ込み、朱志香が鍵をかけた後、死亡。(あの場にあった地の文はファンタジーなので全部無視)
  3. 朱志香は死んでいない(死んだふり)
  4. ボウガンなどの武器で遠隔攻撃された。室内に仕掛けがある。
  5. 殺人が全部終わったあと、鍵を室内に入れた。(例えば、糸のトリック。鍵にセロテープで糸を止め、反対側は、針で朱志香のポケットを貫通し、室外に出しておく。室外からマスターキーで鍵をかける。針のついている方の糸を手繰ると、鍵がポケットに入る。強く引く。セロテープが外れて鍵がポケットに残り、糸は外に出る。定義は「鍵を使って施錠した」「鍵以外で施錠は不可能」なので「鍵を屋内に入れる方法はない」とは書いてない。まあ、セロテープも残るし、ミステリトリックなので手段は稚拙なので改良の余地があるが)
  6. 戦人、譲治、真里亞、楼座、源次、郷田、紗音、熊沢、南條の誰かが、部屋鍵もしくはマスターキーを置いた。
  7. 魔法(スタンドがありなら、ありだって)

・使用人室
熊沢、南條がヤギに殺される。紗音の機転でヤギを撃退。楼座を呼んでくると、室内はもぬけの殻になっていた。室内には魔女の手紙と、マスターキーが2本。
以下は赤字表記。
「この部屋に隠し扉はない。扉と窓以外に出入りする方法はない」「使用人室の鍵はすべて、使用人室の奥のキーボックスに納められている」「出入りは唯一扉と、唯一の窓から以外は不可能。そしてそれらはいずれも施錠されていた。扉も窓も、施錠時には如何なる出入りも赦さない。扉の開錠は使用人室の鍵とマスターキー以外は不可能」「この部屋には、お前たち以外は存在しない。お前たちの定義とは、戦人、譲治、真里亞、楼座、源次、郷田、紗音のことを指す」「朱志香の死体発見時、朱志香の部屋にいたのは、戦人、譲治、真里亞、楼座、源次、郷田、紗音、熊沢、南條のみだった。死体の朱志香ももちろん含む。よって、朱志香の部屋の件、そしてこの使用人室の件の両方について、そなたが認識していた以外の人間は存在しない。誰も隠れていない」「扉は鍵を使用せずに外から施錠する方法は存在しない。窓については外からは如何なる方法でも施錠する方法は存在しない」
感想:全員が幻覚攻撃を受けている。ナニソレ。片方は死んだふりをしていて、死体と一緒に、室内に隠れている…と思ったが、これはナシか。

  1. そもそも鍵はかかっていない(いいかげんにしつこい)
  2. そもそも殺人は起こっていない(全部幻覚)
  3. 熊沢と南條、どちらか片方、もしくは両方が生きており、室内にあった使用人室の鍵を使い、部屋を出て施錠した。
  4. 室内にそもそも隠れていた誰かが、室内にあった使用人室の鍵を使い、熊沢と南條を運び出してから施錠した。
  5. 使用人たちは死体を片付けた後、鍵をかけた。
  6. 戦人、譲治、真里亞、楼座、源次、郷田、紗音の中の誰かが手紙とマスターキーを置いた。
  7. 魔法(魔法じゃ仕方がない)

・夏妃部屋
譲治、紗音、郷田が夏妃の部屋に鏡を取りに来る。途中でベアトに襲われる。紗音のスタンド能力発現。戦人たちが到着すると、室内には三人の死体。
以下は赤字表記。
「夏妃の部屋もいつもどおり。扉も窓も内側から施錠されている。いかさまも細工もなく、隠された通行手段もなければ隠れる場所もない。夏妃の鍵は譲治のポケットに入っていて、室内に閉じ込められていた。5本のマスターキーはすべて楼座が持っている。客間も同じ。客間の鍵は使用人室に封印されている」
感想:紗音がスタンド能力発現。ナニソレ。紗音の好感度ががんがんUPする一方、ベアトのエセサディストっぷりがアレなカンジに。

  1. 鍵がそもそもかかっていない(さすがに、もういい)
  2. 殺人が全部終わったあと、鍵を室内に入れた(もう説明した)
  3. 楼座が譲治のポケットが鍵を入れた。
  4. 誰かが死んだふりをしている。
  5. 三人が殺し合いをした。
  6. 他に誰かがいるが、認識できない(それはもう魔法だろ)
  7. 紗音の遺体は掏り替えられている。
  8. 魔法(もっとマシな魔法ないの?)

・客間
戻ってくると客間のテーブルの上に手紙が置いてある。
以下は赤字表記。
「客間も同じ。本来の客間の鍵は使用人室に封印されている。だからマスターキー以外では開錠不能。部屋の密室定義もいつもと同じ」

  1. 鍵がそもそもかかっていない(…まあ、ね)
  2. 楼座、戦人、真里亞の誰かが手紙を置いた。
  3. 客間の鍵を誰かが持っている。(南條、熊沢殺害時に鍵を持ち出している。赤字表記で封印されているように見えるが、言い回しの問題)
  4. 部屋に誰かが隠れている。
  5. 魔法(もう、魔女がいるでよくね?)

ここまで。