笑ってはいけないテニスの王子様

ひさしぶりにジャンプの話。テニスの王子様がいよいよ最終戦リョーマの対決するラスボス幸村の特殊能力は「テニプリ的世界の否定」というトンデモ能力者。分身するボールも「分身などしない」とか、消える魔球も「消えるわけがない」と全否定して、普通のラリーにするというのが能力です。ひどい。「悪魔の実など存在しない」といわれたルフィーとか「忍術は魔法じゃない」といわれたナルトぐらいやる気がなくなってしまいます。
ところで、この幸村のテニプリを見ていると、なぜか「笑ってはいけない病院」を思い出します。テニプリお笑い空間で、神の子である彼だけ素なのです。「笑ってはいけない」シリーズ全般について言えるんだけど、プレーヤー側(ダウンタウン、ココリコ、山崎)は、笑いをこらえている状態だけど、彼らより笑ってはいけない存在がいます。それは、お笑い空間を演出しているメーカー側。
テニプリのお笑い空間で、絶対に笑ってはいけない神の子、幸村。「それはない」と否定するツッコミだけで、できるだけ汗をかかず 危険を最小限にし!バクチをさけ!戦いの駒を一手一手動かす それが『真の戦闘』だッーっ!!
ところがこの笑ってはいけない幸村。オーラが脚から手にうつった!? という展開に、ちょっと笑った途端に、ポイントが取られてしまいました。最後は幸村が大爆笑してしまい、おもいっきりケツバットされるオチのようです。幸村の最後の台詞は「ひぎぃ!」か「アッー!」です。