褒め殺しキャンペーン

ネガティブキャンペーンの変形だけど。
電車の中に時々いる迷惑な客がいた。延々、独り言をつぶやいている。内容は、電車が混雑しすぎだ、という文句と、それに対応しない鉄道会社は、クレームを握りつぶしている、あいつらはそのためならなんでもやる、という言いがかり。電車に乗り込んでから僕が降りるまで30分以上しゃべり続けていたようだ(僕は途中から音楽で遮断していたので詳細は不明)
こういう人って、何かに使えないかなぁ。30分も同じ内容をしゃべり続け、他人を嫌な気分にさせ続ける能力って、けっこう希少だと思う。
たとえば、街頭演説を規定外の時間に大音量で行う。「共産党をよろしくお願いします!自民公明は日本の癌です!クズどもです!」という演説を『共産党ではない一般人』が行うとする。結果、その演説者は捕まるとしても、騒音で迷惑をかけられた人間は、共産党に入れなくなるだろう。あとは、その演説者が、悪意ではなく善意から個人的に共産党を応援している、と主張すればいいだけだ。「規定を無視して共産党の演説を始める人がいました」なんて、ニュースで取り上げてもらえば儲けモノだろう。
ネガティブキャンペーンとは、ちょっと違うけど、こういう「相手を陥れるための褒め殺し」って、誰もやらないなぁ。バレたときのリスクが大きいからかな?