値段の釣り上げ方

ちょっと他人様のサイトを眺めていて思ったこと。
なんかアホみたいなニュースをよく見かける。ポテトの量が少ないなんて理由で店員を殴ったり、AVの真似事をして喜んだり、どうしようもないような馬鹿らしい事件が、腐るほどある。ニュースをつければ、気分の悪くなる情報ばかりを自分たちで収集したくせに、キャスターどもは暗い顔をして信じられないなんてコメントを述べている。まあ犯罪者なんて連中は、そもそも頭が悪いから、犯罪なんて高リスク低リターンなことをしているわけですが、そういう「最近の若者は何を考えているのかわかりませんね!」みたいなニュースを10個ほど流した後に、ちょっといいニュースを1個流す。例えば、レスキュー隊が、炎の中から母親を助けて、子供と感動の再会!みたいなニュース。そうすると、感動の値段が高くなる。
この方式って結局表現手法の一つでしかない。明らかに後者の「いい話」のほうが、前者の「いやな話」より、総数が多いはずだ。結局、感動の値段を釣り上げているだけだ。
こういう「値段のマジック」って、実はわりと多く見かける。政治家が、相手のグループを批判している理由は、自分のグループの値段を釣り上げるためだ。実際の価値は何一つ変わっていないのに、相手の価値が下がることで、総合的に自分たちに価値があるように見せている。

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